【映画】アメリカンサイコ
あらすじ
ニューヨークはウォール街の投資会社P&Pに副社長として勤務するパトリック・ベイトマンは人生を謳歌している。ロングアイランドに居を構える裕福な一家に生まれ、アメリカ屈指の名門のボーディングスクール、フィリップス・エクセター・アカデミーを卒業しハーバード大学に入学。その2年後にはハーバード・ビジネス・スクールで大学院課程も修了した。現在はトム・クルーズも住んでいる都心の一等地アッパーウェストサイドのアパートメントを借り、ベイトマンはいわゆるヤッピーの典型だ。昼間はジムに行って汗を流し、ニューヨークでも指折りの高級レストランで同僚達とテーブルを囲む。実際、その会社を所有しているのは他でもないベイトマンの実父であり、ベイトマン自身が仕事内容について作中で語る事は皆無である。むしろ、ウォール街で働くエリートビジネスマンというのは建前で、ベイトマンの本当の生活は夜に始まる。同僚達は皆、彼自身と同じく高学歴・高収入のエリート達ばかり。しかし、それと同時に彼らは哀しいほど浅はかで、同僚間の信頼や友情は殆どうわべだけの物。共通のヘアスタイル、共通の趣味、そして共通のブランドのスーツを着こなす彼らのライフスタイルは、時としてお互い誰が誰だか分からなくなってしまうほど似通っている。確立された個々のアイデンティティーなどそこには無く、そのコミュニティーに溶け込み順応する事(Fitting In)とその過程においての自己の同一性混乱(Identity Confusion)が本作のテーマの一つにもなっている。表面上は仲の良く、気さくな同僚達。しかし腹の内ではお互いが何を考えているか知っている者などいない。会社では皆、行きつけのレストランや名刺のデザインなどを比べあい優越感に浸るばかり。そんな中、ある日ベイトマンの前にルックス・学歴・身だしなみなど非の打ち所のない同僚、ポール・オーウェン(映画ではポール・アレン)が現れる。
個人的な評価
また見たい: ★☆☆☆☆
続編あったら見たい: ★☆☆☆☆
アクション: ★★★☆☆
ホラー: ★★☆☆☆
総合評価: ★★★☆☆
クリスチャン・ベールの肉体美:★★★★★
よくできた2chのアメリカンブラックジョークという印象でした。
身も蓋もなく要約しちゃうと主人公がめっちゃ人殺すんだけど誰にも気付かれない。なぜ?現代の人々が無関心だから…的な話です。
なんかクリスチャン・ベールがとてもイケメンでエリートで喋ってる内容がマジで一瞬足りとも共感できなくて逆にすごかったです。エリートってスーツと名刺とレストランの話しかすることないの?
噂の名刺バトル
てっきり「ドロー!○○製薬会社の社長のカードを召喚!」的な感じかと思っていましたが、そんな派手な感じでもなく単に自分の名刺超かっこよく作ってみたぜかっこいいだろというあまりにもアホな感じでなんかもう逆にすごかったです。
噂のちょうかっこいい名刺
しかもこの名刺が元で人殺してるからね。
理由が「俺よりかっこいい名刺作りやがってキー!」的な。アホか。
他にも「俺が予約できないレストランを予約した」「自室に日焼けサロンをもっている」とかそういうくだらない理由で人を殺しまくります。
このくだらなさも皮肉の一種なんだと思いますが、あまりにもくだらなすぎてついていけなかったのも事実です。
クリスチャン・ベールがフルチンでチェーンソーもって走り回ってるのは笑ったけど。あと肌めっちゃ綺麗だった(でもあんなケアしてる男いやだわ)
あ、グロさはそんなになかったです。冷蔵庫開けたら生首とかクローゼット開けたら人の死体がスーツみたいにぶら下がってるとかそれくらい。一瞬だったのでそこまでダメージもないかと。
総合的にブラックジョークが好きな人とクリスチャン・ベールが好きな人にはまあおすすめできる映画かなあと。