【映画】バットマン・ビギンズ(ネタバレ)
今更だけどバットマン・ビギンズ(2005年公開)見ました。
言わずと知れたバットマンシリーズのリブート(再始動)シリーズの第一作目。
順番としては
バットマン・ビギンズ(2005年公開)
→ダークナイト(2008年公開)
→ダークナイト・ライジング(2012年公開)
マーベル系はある程度把握しているのですが、DCは予備知識ゼロでした。
正直ロゴとちょっと前にバットガールって流行ったなあくらいしか知らなかったです。
超面白かった。
・ストーリー(wikiより)
長引く不況による貧困、凶悪犯罪の横行、司法の腐敗に喘ぐ大都市ゴッサム・シティ。大企業ウェイン産業社長の御曹司ブルース・ウェインは、ある夜、観劇の帰り道に強盗によって両親を殺害されてしまう。十数年後、成長し、復讐を遂げようと決意した彼が目撃したのは、裁判を終えた犯人が別の人間によって殺される現場だった。黒幕であるマフィアのボス、カーマイン・ファルコーニの元へ向かったブルースは、汚職と腐敗の蔓延したこの街では正義や個人の力など何の意味も持たないことを示された上で一蹴され、自らの無力さを痛感する。
行き場を失った復讐心、両親の死への罪悪感、犯罪者の心理の探求、腐敗しきった街で犯罪と戦う方法……様々な葛藤を胸に秘めながら、世界中を巡る旅に出た彼は、放浪の果てにたどり着いたヒマラヤの奥地で、ヘンリー・デュカードと名乗る男と出会う。悪と戦う力を手に入れるには超然的な存在になる必要があると説く彼に導かれ、ブルースは謎の人物ラーズ・アル・グールと彼の率いる"影の同盟"という組織に接触する。
"影の同盟"の下で修行を積み、強靭な精神と意志を身につけ、戦闘技術に磨きをかけたブルースは、考えの相違から同盟と決裂すると、マフィアたちの巣窟となったゴッサム・シティへと舞い戻る。今や彼らと戦う術と強い覚悟を得たブルースは、幼き日に枯れ井戸の底でコウモリに恐怖した体験をもとに、自らが犯罪者たちを震え上がらせる恐怖のシンボルとなることを決意する。執事アルフレッドの献身、ウェイン社応用科学部ルーシャス・フォックスの技術的支援、街の唯一の良心ゴードン巡査部長との結束、そしてブルースとしても幼馴染であり思い人でもあるレイチェル・ドーズ検事の協力を受けながら、バットマンとしての闘いを開始する彼だったが、それはさらに過酷な現実の始まりでもあった。
・予告編
・個人的な評価
また見たい: ★★★★☆
続編あったら見たい: ★★★★★(続編あるけど)
アクション: ★★★★☆
ドラマ: ★★★★★
坊っちゃんかわいい: ★★★★★
・感想
面白かった。
細かい解説とか裏設定はこのブログが見やすいと思います。
まず本作の主人公ことブルース坊っちゃん(クリスチャン・ベール)が超かっこいい&不憫&幸せになってほしいの三連コンボ。
あらすじの通り、ブルース坊っちゃんはゴッサム・シティという架空の街で、超お金持ちで超善良な両親の元すくすく育つんですけど、そこはアメコミの主人公なのでご両親は強盗にあって死んじゃうんですね。
超絶良いパパ(ライナス・ローチ)
ちょうかっこいい執事、アルフレッド(マイケル・ケイン)
この人がいなかったら多分バットマンはなかった。
色々あって両親の死は自分のせいだと思い込んで自暴自棄になった坊っちゃんは大学を中退し世界各地で暴れます。そりゃあもう暴れます。暴れて中国の監獄にぶち込まれます。
しょぼんとしてる坊っちゃんのところに唐突に現れた謎の中年、ヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)
青い花つんでヒマラヤ登って来いとか無茶ぶりのあげく、日本を誤解してるとしか思えない忍者の組織「影の組織」に勧誘します。黒の組織みたい。
もしかしなくともこれは鎧ですね。他にも忍者とかまきびしとか。
どうでもいいですがこの人どっかで見たことあるなあって思ったけど、スターウォーズエピソード1に出てたクワイ=ガン・ジンだったんですね。師匠役似合うな。
やっぱりお髭
影の組織にはケン・ワタナベもいます。
この人シーンによって英語喋ったりよくわからない言語(wikiみたら渡辺謙の造語だったみたいなのでケン・ワタナベ語)喋ったりしますが、日本語は喋りません。忍者なのに…
ケン・ワタナベはラーズ・アル・グールという影の組織のリーダー。めっちゃ強いらしい。言ってる事いまいちわかんないけど。クワイ・ガンとケン・ワタナベに鍛えられて坊ちゃまは強くなるんですが、影の組織の考えがあまりにも過激派的すぎて、結局仲違いして坊ちゃま山をおります。てかむしろ影の組織ぶち壊します。坊っちゃん強い。
そして坊ちゃまの生まれ故郷、ゴッサム・シティに舞い戻ります。
両親が生きていた頃は平和を取り戻しつつあったゴッサム・シティも今やマフィアがはびこり、泥棒・麻薬なんでもありの腐敗しきった街になってしまいました。警察までも汚職にまみれています。
※これはバットマンが登場する前を描いたドラマの方の画像
そんな中、坊ちゃまの幼なじみであり、同じくゴッサム・シティに秩序を求めるべく法廷で戦う検事、レイチェル(ケイティ・ホームズ)
頑なに賄賂を断る善良な刑事、ゴードン(ゲイリー・オールドマン)
そしてなんかめちゃめちゃすごい科学パワーを持つ坊っちゃんの会社の応用化学部(閑職)のフォックス(モーガン・フリーマン)
あ、今更ですけど坊っちゃんの会社(ウェイン社)はめっちゃでかくてすごい金持ち。坊っちゃんはいわゆる億万長者です。
そして何より忘れてはいけないスーパー執事、アルフレッド
このメンバーで街にはびこるマフィア、ファルコーニを一掃しようとするのですが…
一番驚いたのはバットマンって勝手にスーパーマンとかと同じなんかよくわからない不思議パワーで空飛んだり敵をやっつけたりするものだと思っていたのですが、そうじゃなかった。割と肉体と科学の粋を集めた極めて現実的なヒーローだったこと。(いや、まああくまで他の作品に比べてですけど)
テスト中の二人。この後のシリーズでもこういう光景は度々見られる。
そしてバットマンはあくまで"恐怖の象徴"なので、表立って警察と手は組みません。スーパーヒーローにでは定番な"国"とか"特殊部隊"とかもなし。
ゴッサム・シティを亡き父が導こうとしていた希望あふれる正しい街に戻すことがバットマンの使命なのです。
ていうか見ているうちにアルフレッドに同調しすぎて「坊っちゃん幸せになって!」って普通にバットマン応援していました。わかるけど認められないヒーローって悲しすぎる…
とにかく面白かった。
スーパーマン(マン・オブ・スティール)がちょっと微妙だっただけに、今後DCシリーズも追っかけようと思った作品でした。